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畳のちから・畳の構造

畳のちから

The power of tatami
畳ってこんな力を発揮するんです
空気清浄
シックハウスの原因とされるホルムアルデヒドや二酸化窒素を吸着し、空気清浄する効果があります。
湿度調整
限度はありますが、空気中の余計な水分を吸湿したり、逆に部屋の空気が乾燥すると自身が蓄えた水分を放出したりします。
ですので、多少ではありますが「夏は涼しく」「冬は暖かい」という特徴があります。
吸音・防音
畳の原料であるイグサの中はスポンジ状になっている為、衝撃音の吸収効果があり、下の階への音が低減されます。
弾力性
イグサのスポンジ状の中にはたくさんの空気が含まれているので、適度な弾力が得られ、転んでもケガをしにくい材質とされています。
芳香性
畳に使われているイグサは「乾草の香り」に泥染(イグサに泥パックのような事をします)の時に使うブレンドされた香りがします。
この香りに沈静効果(アロマテラピー効果)があると言われております。
その他
  1. 畳の部屋で勉強する事で集中力持続効果やリラックス効果が現れる事が実験で証明されております。(北九州市立大学 森田教授の研究)
  2. イグサに水虫の原因となる白せん菌に対して予防効果がある事が明らかになっております。
  3. フローリングに比べ、ホコリなどの舞上りが少ないので空気がキレイとされています。

畳の構造

Tatami structure
畳は大きく分けると…
畳床(たたみどこ)
畳表(たたみおもて)
畳縁(たたみへり)
から構成されています。
畳床(たたみどこ)とは…
畳の芯にあたる部分で部屋に敷いてある状態では見る事が出来ません。
畳を少し持ち上げてみると分かるのですが、畳の体積の殆どをしめる部分です。
稲わら(お米が出来る)
稲わら床
昔ながらの素材で、乾燥させた「稲わら」を縦・横40cmほどに何層も重ねた物を5cm程度の厚みに圧縮した物です。
柔軟性・断熱性及び湿気を吸放出するなど畳の素材として優れております。
稲わらサンドイッチ床
上記稲わら床の芯部分に発砲ホームなどを使い稲わら床より軽量にまた保湿性に優れております。
ワラ畳の感触を稲わら床より安価に。
建材床
木くずや木材などを繊維状にしたものを主原料としたインシュレーションボードや発砲フォームとの組み合わせにより出来ています。
敷き面の均一感高く、断熱性もあり、虫の発生も少ないとされております。
ここ20年前以降市場に出回っている畳床の大半は建材床です。
畳表(たたみおもて)とは…
製織時にしか挿入する事が出来ません
普段皆様が畳を見た時、直ぐに目に飛び込んでくるであろう部分の事で原材料はイグサ(植物)とそれを編む為に必要な経糸(綿糸や麻糸など)から出来ています。
他にもイグサの部分が和紙製や樹脂製の化学表といわれているものもございます。
1枚の畳に使われるイグサの本数はグレードによって異なりますが、約4,000~7,000本といわれており、畳で国産とか中国産とか聞いた事がある方がいるかもしれませんが、このイグサの栽培国によって区別されます。
過去に中国産イグサを日本で畳表に織り上げ、国産として販売している怪しい業者もありましたが、当店では信頼を置ける生産者さんや問屋さんからしか国産表は仕入れておりませんのでご安心ください。
当店の熊本産畳表には最低1部屋に1枚は畳表生産者のタグが付いています。

外国産との区別化、産地偽装の防止を目的に、生産者が1枚1枚QRコード付きタグを畳表に挿入します。QRコードからは、畳のお手入れ方法や機能・効能などがみられます。
イグサ収穫後、様々な工程を経て、イグサを畳表に織り上げるのも栽培した農家の方が行います。
(イグサの栽培はせず織専業の方もいますし、中国産は工場で織り上げております)
又、イグサ農家の方も個々に色々な方法や知識、経験、情熱、拘りをもって畳表を作ってますので、一口に畳表といっても見比べてみると様々な違いがあるのが分かります。
畳表により畳の良し悪しを語られることが多く、主に「草質や長さ」「均一な太さ」「草の詰まり具合」「色の均一さ」「検査・仕上げ作業」などにより上物から下物までランク分けされております。
国産5種
中国産3種
日焼け後に違いがハッキリと現れてきます
左が並級品 右が特上品
特上
上級
並級
又、経糸の種類でも大まかなランク分けをする事もありますが、これはあくまで補助的なとらえ方が良いと思います。
イグサに対する知識に乏しい方ですとここばかりを強調する事が多く見られます。
「麻麻」「麻綿」「麻」「綿」と高級順な位置づけですが、あくまで「打ち込みの量を多くできるか」の部分ですので、見分ける一つの材料程度で考えて頂いた方が良いと思います。
畳縁(たたみへり)とは…
これは畳を見た時パッと目にする事が出来る長手方向に付いている布状の物です。
畳の角を補強するためや、装飾の為にあります。
(昔は身分によって使う事の出来る畳縁が決まっていた様です。)
色や柄、素材も綿・麻・絹・化学繊維など様々ですが、今は化学繊維が多く使われており、畳縁によって畳そのものやお部屋の雰囲気が大きく変わります。
見本帳1
見本帳2
見本帳3
畳縁を使わないヘリなし畳もございます

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