ダニにも色々な種類が存在するのですが、住宅内で最も問題となっているのがコナダニ科(代表的なのはケナガコナダニ)チリダニ科(代表的なのはコナヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニ)に属する室内塵性のダニです。
ケナガコナダニ主にカビを栄養源として又、食品の屑や畳のわら床なども食し、生育条件は温度25℃、相対湿度75%で温度が40℃以上になると死滅します。又、乾燥にも弱く、相対湿度60%以下になると生育が止まります。
コヒョウヒダニ・ヤケヒョウヒダニは主に人やペットの身体から剥離したフケやアカ、昆虫の死骸・体毛・食品の微細片・塵などを栄養源としています。温度25℃~30℃、相対湿度60%~80%の環境を好み、乾燥にも多少強い様です。
これらダニ類が生息する為には「栄養となるフケやアカが豊富にある」「身体を隠す為の空間がある」「相対湿度が60%以上ある」というような条件が必要で、このような場所には生きたダニと共に大量のアレルゲンが存在する為、念入りに掃除や洗濯・湿度対策を行い、ダニが発育出来ない環境を作る事が大切です。
日頃からの何気ない対策でダニの発生を抑える事が出来ますので是非試してみて下さい。